免疫のしくみを知り、自然治癒力を高めることが病気を予防し、回復に向かわせます。生活のなかに簡単に導入できる「ホルミシス」をお奨めします。
ホルミシス効果

ホルミシス効果

今から約40年前、米国NASAのアポロ計画に協力した生命科学者、ミズーリ大学のラッキー博士は、宇宙線という激しい放射線が地上の何百倍の強さでおそってくる宇宙に人を滞在させることの影響を考えて、30年以上におよぶ調査研究と小動物実験をつづけました。その結果、放射線とからだとのかかわりについて権威ある学会誌 Health Physics 誌(1982年12月)に、「放射線は微量であれば決して毒ではない。それどころかかえって生命の活力を刺激し、健康に役立つことの方が多い」ということの200以上の参考資料を付けた大論文「微量放射線によるホルミシス効果」を発表しました。ラッキー博士が微量の放射線量だと「体の健康に役立つ」と提唱したのがきっかけで、各国で盛んに研究されるようになり、この事実は多くの実験データーや臨床データによる研究によってこの論文の結果を裏付けています。

私たちの回りには、もともと自然に放射線が存在しています。宇宙からふりそそぐ放射線、大地から出る放射線、食物にも放射性物質が含まれています。また、空気中にはラドン(Rn)という放射性物質が存在しているなど、常に私たちは微量の放射線に囲まれて生活しています。
ラッキー博士の研究結果によると、この自然放射線の100倍程度は人体に有害ではなく、さらに放射線は微量であれば生命の活力を刺激し、自らの体に備えた免疫機能呼び醒ましてくれるといわれています。日本においても電力中央研究所で研究が始まり、1988年から電力中央研究所と岡山大学医学部との共同研究をはじめ、東京大学、京都大学、大阪大学でも、さまざまなレベルの臨床実験が行なわれるようになり、多数の「ホルミシス効果」研究報告がされています。

一般に放射線はこわいという認識がありますが、放射線には天然放射線と人工放射線があって、ラジウムやトリウムのような天然放射線の場合、一定量を越さない限り、微量放射線なら害があるどころか医療に対しては確実に治療効果が確認されています。
人工放射線がなぜ怖いかというと、ウランに中性子をぶつけて人工的に核分裂を起すとプルトニウムという物質になります。これはもともと自然界にないもので、強い放射能を持ち(半減期は24000年)化学的にも非常に毒性が強いのです(ダイオキシンと並び、人類が創り出してしまった最悪の物質の一つ)これは大変な害があって骨髄などに入ってしまうと造血機能を狂わせ、白血病のもとになります。ガンの放射線治療には同じように原子炉内で自然に出来てしまうコバルトという放射線を使います。

天然放射能鉱石の原子は核分裂を繰り返して崩壊し、その過程でラドンやトロンというガス体になります。ラドンやトロンは体の中に入ると強力なイオン作用により、血液の流れがよくなり、コレステロール、窒素化合物などを排出させたり、こりや痛みの元の老廃物を分解、体の毒素を排出してくれることは、天然放射能泉の湯治効果としても知られています。

元の原子量の半分が崩壊する期間を半減期といいますが、ラドンの原子量半減期は3.8日、トロンにいたっては僅か52秒と非常に小さな数値です。半減期が短いために体内に蓄積されることなく、完全無害となって安心して療養に使えます。

ラジウム温泉など天然放射能泉の湯治効果の評価は昭和30年代より、天然放射線の医療効果の研究としてすすみ、特に玉川温泉について、それまでに発表された数多くの研究論文を整理した上、テーマを北投石に絞って天然放射線の医学的効用を臨床で確認するに至りました。玉川温泉の湯治効果の正体は泉源の北投石のもつトリウムという元素ですが、この北投石と同質の鉱物であるモナズ石(モナザイト)にも同等の効果があることがわかっています。(北投石は天然記念物のため採掘出来ません)

モナザイトの放射線で生活習慣病の根源である高血圧の改善、動脈硬化の予防等が確認されています。

大脳皮質に多く含まれる脂質は酸化されると毒性の強い過酸化脂質になりますが、これが動脈硬化を起こし老人性の脳血管障害の原因になります。過酸化脂質が多い程老化が進んでいるといえるのですが、局部的な老化とも言えるリウマチ性関節炎、糖尿病、アルツハイマー、パーキンソン、各種アレルギー性またはアトピー性皮膚炎、腎障害、高血圧、膠原病など難病の多くは、免疫細胞の動きなどで局部の細胞が活性酸素によって死滅し、さらにその周囲の多くの細胞が機能を失うことによって進行していくのです。?微量の放射線は、この過酸化脂質を減少させ、これらの難病の進行を抑えるばかりでなく、周囲細胞の細胞膜の過酸化脂質が減少し、膜の透過性が回復することは、脳細胞、内臓、血管などの機能の回復が期待できます。

細胞は自らの生命を守るために自己修復を促していますが、修復のできない細胞は自殺させてしまうプログラムを持っています。未然に除外することで、ガンなどになるかもしれない危険な要因を持ってしまった細胞を、その危険な要因が動き出す前に取り除いているのです。重大な病を未然に防いだりするのもその一つで、この活動をアポトーシスと呼びます。多くの障害から自己を守り、健康を維持するために自らが進化の過程で備えた大切な機能です。ホルミシス効果にはアポトーシスの誘導とがん細胞を攻撃するリンパ球数の増加がみられ、このことが傷害細胞のがん化抑制の主な要因になるといわれています。

この他、体の芯まで暖め、共振作用によるデトックス効果も現れる「遠赤外線効果」。
抗酸化酵素の働きを促し活性酸素を安定化させる「マイナスイオン効果」。
微量放射線で間脳を刺激し各種ホルモンの分泌を活発にすることで細胞の新陳代謝を促進し、若さを蘇らせる「アンチエイジング効果」など、天然ラジウム温泉と同等の湯治治療効果、それがホルミシス効果なのです。
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